2008年10月12日日曜日

不幸とは

きっちり足に合った靴さえあれば、
じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ。

そう心のどこかで思いつづけ、
完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら、
私はこれまで生きてきたような気がする。

【須賀敦子著(1929-1998)『ユルスナールの靴』より】

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